URAの活動紹介 -3-

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Post-Award Support 

ポストアワード支援

(1)異分野融合研究〜言語系統樹プロジェクト

戦略的研究プロジェクトセンターで進められている学長リーダーシッププロジェクト研究の一つ(琉球諸語における「動的」言語系統樹システムの構築をめざして )が他分野との連携を強めて発展し、平成29年度に基盤研究(S)を採択するまでに至りました 。URAは科研費申請書作成を支援しました。現在はプロジェクト運営の支援をおこなっています。
 
 

(2)ゲノミクス解析支援チーム

戦略的研究プロジェクトセンターを拠点として、主に次世代シーケンサーを使った研究に対する研究相談、技術支援、大量データ解析支援などをおこなっています。フィールド中心だった研究にも先端的な手法が導入され、研究水準の向上に努めています。 URAは本チームの基盤となる「 亜熱帯の時空間ゲノミクス」および「 共用機器システム」の運営の支援をしています。
 
 

(3)水循環プロジェクト

平成28年度の戦略的研究プロジェクトとして採択された「琉球島嶼の水循環と琉球石灰岩に関連した学際的研究 (代表 理学部 新城竜一教授)」に、担当URAがつなげ役として参画したことにより、行政や他大学・研究機関、農業者・漁業者、NPO、市民等を巻き込んだ超学際的研究プロジェクトとして新たに展開することができました。これらの実績が評価され、平成29年度にはJSTの科学技術コミュニケーション推進事業未来共創イノベーション活動支援に「水の環でつなげる南の島のくらし 」としてプロジェクトが、約20倍の競争率の中で採択されました。
 

(4)地域科学技術政策と連動したポストアワード業務

沖縄県の委託事業「沖縄感染症研究拠点形成促進事業」に採択された3件のうち「動物媒介性感染症分野(代表:医学部 小林 潤 教授)」にURAがメンバーとして加わり、種々の支援をおこなっています。その成果として特許を1件出願しています。
また地域との連携では、琉球大学、西原町、西原町商工会の3者による「西原町新渡戸菊プロジェクト」にURAが構成員として参加し、プロジェクトのマネジメント支援をおこなっているほか、町内事業者による試作品生産の支援もおこなっています。
 

プロジェクト運営|ポストアワード支援

Project Management

 プロジェクト運営

 
研究企画室では、主に4つのタイプの支援業務(研究戦略支援業務、プレアワード業務、ポストアワード業務、関連専門業務)を担っていますが、さらにそれらを発展させて、様々な全学的プロジェクトや、学外機関や地域との学術的な連携プロジェクト/ネットワークの運営コアメンバーとしての役割も果たしています。
令和2年度までに 、関わっているプロジェクトは9件になり、多くのみなさまと連携しながら活動しています。
 
 

おきなわオープンファシリティーネットワーク

沖縄県内で研究機器・設備を運用する各機関が人的・知的・物的な資源を相互に活用することで、研究や開発に必要な機器や設備を強化し、研究能力や技術の向上をはかるために設立されました。
連携:研究基盤センター
担当:青山 主任URA、昆 上席URA、富永 特命教授

おきなわマリンサイエンスネットワーク

海洋調査・研究を実施している各研究機関の研究情報、成果情報の共有等、連携・協力をすることで、海洋資源の開発、海洋産業の発展、海洋環境の保全に貢献するために設立されました。
連携:高度統合型熱帯海洋科学技術イノベーション創出研究拠点形成事業(ORCHIDS)
担当:昆 上席URA、富永 特命教授、河野 副主任URA

首里城再興学術ネットワーク

首里城再興に向けた課題は、首里城の復元はもとより、琉球の歴史・文化、観光、伝統技術、まちづくり、教育など多岐にわたっており、これらを解決するための学際的な学術ネットワークです。
連携: 地域連携推進機構地域共創企画室、大学本部
担当:富永 特命教授、昆 上席URA、河野 副主任URA

水循環プロジェクト

自然科学系や社会科学系分野の研究者からなる学際的な研究チームを立ち上げ、地域の行政やNPO等の団体とともに協働・対話しながら, 私たちの住む島嶼地域の健全な水循環のあり方について考え、実践しています。
担当:羽賀 上席URA、高江洲 副主任URA

沖縄感染症研究拠点形成促進プロジェクト

国内外から沖縄県に流入・蔓延する可能性のある感染症の対策に関する研究を集積し、医療機関や民間機関の参入による感染症研究ネットワークの強化を行うことで、感染症研究の拠点を形成するという目標の下に実施しています。
担当:殿岡 主席URA

SDGs 推進室

国連「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」 や「琉球大学憲章」を踏まえながら、本学における SDGs への取組みを推進するために設置された室です。研究、教育、社会貢献、業務・ガバナンスの4つのワーキングチームからなり、全学的な様々な取組を進めています。
担当:羽賀 上席URA、島袋 副主任URA

幹細胞プロジェクト みらいバンク

みらいバンクは、一般患者の皆さまからご提供いただいた細胞や医療情報を適切に管理・保管し、新たな医療技術・医療製品の開発に活用する仕組みのことです。さらに、その成果を社会へと還元していくことを目的としています。本事業で構築したノウハウや体制は公開する予定です。
担当:殿岡 主席URA

ポストコロナ社会実現研究プロジェクト

2020年の年明け間もない時期から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的規模での感染拡大が続いています。琉球大学ではコロナ禍の社会課題解決に向けた研究を支援する「ポストコロナ社会実現研究プロジェクト」を立ち上げました。
担当:島袋 副主任URA、昆 上席URA、富永 特命教授

資源循環型共生社会実現に向けた農水一体型サステイナブル陸上養殖プロジェクト

JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)による「資源循環型共生社会実現に向けた農水一体型サステイナブル陸上養殖プロジェクト」は、沖縄をベースに「食」と「エネルギー」の循環社会モデルの形成を目指し、令和2年度より開始しました。本プロジェクトの研究開発拠点は、中城村の浜漁港内にある中城村養殖技術センターです。
担当:島袋 特命准教授(地域共創企画室)、羽賀 上席URA、河野 副主任URA